オレンジ1kg
2024年5月の平均価格698円
最高値705
最安値495
- 物価高騰📈ランキング
- 32全146項目調査中コロナ禍前からの上昇率131%
輸入品のバレンシアオレンジ又はネーブルオレンジ1kgの価格。
オレンジは、世界で一番生産量の多いフルーツで、バレンシアとネーブルが2大品種です。見た目の違いは、おへそが有るのがネーブルで、無いのがバレンシアです。
ネーブルオレンジのネーブルとは英語でおへそのことで、果頂部にある丸いへこみが、おへそのように見えることからこの名がつきました。原産地はブラジルで、 日本には和歌山県に1889年(明治22年)、アメリカから導入され、大三島ネーブル、吉田ネーブル、白柳ネーブルなど、輸入品に勝るとも劣らない品質のものが生産され1987年には年間6万7000tも生産されていましたが、年々生産は減少し、現在は年間3500tほどの国内生産量に落ち込んでいます。
バレンシアオレンジは現在世界で最も多く栽培されている品種で、樹の特性がバレンシア地方のオレンジとよく似ていたため、この名がつきました。一説によると19世紀後半にポルトガル領のアゾレス諸島から苗木がアメリカのフロリダに持ち込まれ本格的な栽培が始まったとされています。 日本でも、明治時代にアメリカから導入され、かつて和歌山県で栽培が試みられましたが、栽培が難しく、国産のバレンシアオレンジはほとんど見られません。
日本で販売されている生鮮オレンジの多くはオーストラリアとアメリカから輸入しています。オレンジ果汁は、ほとんどをブラジルから輸入しています。
オレンジの高騰・値上がり理由
- 生鮮オレンジの産地であるアメリカ・フロリダで天候不良や病害の影響により大不作となり、供給不足により価格が急騰した。
- オレンジ果汁については、オレンジジュースを参照。
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オレンジの国内自給率・輸入割合
オレンジの国内自給率・輸入割合は、自給率が10%、輸入が90%で、輸入が圧倒的に多く、輸入頼りになっています。
オレンジの国内生産量 (2020年)
1位 | 広島県 1,890t (52.2%) |
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2位 | 和歌山県 722t (19.9%) |
3位 | 熊本県 379t (10.5%) |
4位 | 愛媛県 259t (7.1%) |
5位 | 静岡県 222t (6.1%) |
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総生産量 | 3,624t |
日本のオレンジ国別輸入量 (2022年)
1位 | オーストラリア 35,859t (50.9%) |
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2位 | アメリカ 28,806t (40.9%) |
3位 | トルコ 4,105t (5.8%) |
4位 | 南アフリカ 1,029t (1.5%) |
5位 | メキシコ 388t (0.6%) |
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総輸入量 | 70,487t |
オレンジ1kgの平均価格(相場)
2019年集計 | 531円 |
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2019年1月 | 527円 |
2019年2月 | 555円 |
2019年3月 | 545円 |
2019年4月 | 537円 |
2019年5月 | 551円 |
2019年6月 | 540円 |
2019年7月 | 534円 |
2019年8月 | 525円 |
2019年9月 | 515円 |
2019年10月 | 514円 |
2019年11月 | 510円 |
2019年12月 | 520円 |
2020年集計 | 508円 |
2020年1月 | 535円 |
2020年2月 | 535円 |
2020年3月 | 528円 |
2020年4月 | 504円 |
2020年5月 | 499円 |
2020年6月 | 496円 |
2020年7月 | 499円 |
2020年8月 | 501円 |
2020年9月 | 496円 |
2020年10月 | 500円 |
2020年11月 | 504円 |
2020年12月 | 495円 |
2021年集計 | 505円 |
2021年1月 | 512円 |
2021年2月 | 506円 |
2021年3月 | 502円 |
2021年4月 | 496円 |
2021年5月 | 512円 |
2021年6月 | 505円 |
2021年7月 | 504円 |
2021年8月 | 503円 |
2021年9月 | 501円 |
2021年10月 | 504円 |
2021年11月 | 500円 |
2021年12月 | 509円 |
2022年集計 | 594円 |
2022年1月 | 538円 |
2022年2月 | 590円 |
2022年3月 | 610円 |
2022年4月 | 601円 |
2022年5月 | 599円 |
2022年6月 | 631円 |
2022年7月 | 606円 |
2022年8月 | 597円 |
2022年9月 | 590円 |
2022年10月 | 582円 |
2022年11月 | 590円 |
2022年12月 | 595円 |
2023年集計 | 636円 |
2023年1月 | 601円 |
2023年2月 | 625円 |
2023年3月 | 641円 |
2023年4月 | 631円 |
2023年5月 | 631円 |
2023年6月 | 633円 |
2023年7月 | 648円 |
2023年8月 | 653円 |
2023年9月 | 639円 |
2023年10月 | 638円 |
2023年11月 | 648円 |
2023年12月 | 648円 |
2024年集計 | 693円 |
2024年1月 | 665円 |
2024年2月 | 705円 |
2024年3月 | 703円 |
2024年4月 | 695円 |
2024年5月 | 698円 |
オレンジ1kgの最高値は2024年2月に705円、最安値は2020年12月に495円で最高値と最安値の価格差は210円ありました。最新調査月である2024年5月現在の平均価格は698円です。コロナ禍前と比較した場合に131%平均価格が上昇しました。
関連品目
出典
- ・小売物価統計調査 1515 オレンジ - 輸入品・バレンシアオレンジ又はネーブルオレンジ・1個 170〜310g・1kg
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003421913