化学肥料(窒素肥料・尿素)1kg
2024年1月の輸入価格64円

最高値117
最安値32

物価高騰📈ランキング
7全145項目調査中コロナ禍前からの上昇率167%
最終更新
ブックマークする

植物には17種類の元素が必要とされます。うち炭素(C)、酸素(O)、水素(H)の3元素については水と空気から吸収されるので肥料として与える必要はありません。

窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)の3元素は肥料として特に大量に必要とされるため肥料三要素と呼ばれます。次いでカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、硫黄(S)の3元素が必要とされ、中量要素と呼ばれます。ただし硫黄(S)については、通常は土に十分量が含まれているので、肥料として気にすることはあまりありません。そのため窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)までを含めて肥料五大要素と呼ばれることもあります。

残りの鉄(Fe)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、亜鉛(Zn)、ホウ素(B)、モリブデン(Mo)、塩素(Cl)、ニッケル(Ni)の8元素も必須ですが、少量しか必要とせず微量要素と呼ばれます。実際に肥料として施す場合には、元素としてではなく、化学的に合成、あるいは自然の鉱物を化学的に加工して作った化合物である化学肥料の形で行われます。

化学肥料の主な種類

窒素肥料 尿素、硫安、硝安、石灰窒素などの窒素(N)を主成分とする肥料
リン酸肥料 過リン酸石灰、熔成リン肥などのリン(P)を主成分とする肥料
カリウム肥料 硫酸カリウム、塩化カリウムなどのカリウム(K)を主成分とする肥料
石灰質肥料 消石灰、炭酸カルシウムなどのカルシウム(Ca)を主成分とする肥料
苦土肥料 水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムなどのマグネシウム(Mg)を主成分とする肥料
微量要素肥料 硫酸マンガン、ほう砂、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸亜鉛など

化学肥料の高騰・値上がり理由

日本では化⽯燃料(原油天然ガス・石炭)や鉱物資源(鉱⽯から採取するリンや塩化カリウム)を原料とする化学肥料のほぼ全量を輸入に頼っていることが前提にある。

  • 化⽯燃料(原油天然ガス・石炭)は、新型コロナウイルス感染症拡大により停滞していた経済活動の再開による急な需要拡大が発生したことに加えて、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、侵攻に対する経済制裁として欧米諸国がロシアの原油の輸入をやめたことで、市場に出てくる原油が減ったことで、化石燃料の国際価格が高騰した。
  • リンは、9割を中国から輸入していたが中国が自国内の食物生産を優先するために国外へのリンの輸出を制限したことでリンの国際価格が高騰した。
  • 塩化カリウムは、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、侵攻に対する経済制裁として欧米諸国がロシアの塩化カリウムの輸入をやめたことで、市場に出てくる塩化カリウムが減ったことで、塩化カリウムの国際価格が高騰した。
  • 円安のため、円安が進むほどに、化学肥料の輸入原料価格が上昇した。

動画で知る

データで見る

化学肥料の国内自給率・輸入割合
自給率 50%
輸入 50%

化学肥料の国内自給率・輸入割合は、自給率が50%、輸入が50%で、

日本の化学肥料国別輸入量 (2020年)
1位マレーシア 11万1,000t (48.5%)
2位中国 97,000t (42.4%)
3位カタール 16,000t (7%)
...
総輸入量22万9,000t
化学肥料(窒素肥料・尿素)1kgの平均価格(相場)
2019年集計38円
2019年1月39円
2019年2月40円
2019年3月40円
2019年4月39円
2019年5月38円
2019年6月40円
2019年7月39円
2019年8月37円
2019年9月36円
2019年10月39円
2019年11月35円
2019年12月37円
2020年集計34円
2020年1月37円
2020年2月34円
2020年3月35円
2020年4月34円
2020年5月33円
2020年6月32円
2020年7月33円
2020年8月33円
2020年9月35円
2020年10月34円
2020年11月35円
2020年12月37円
2021年集計59円
2021年1月35円
2021年2月39円
2021年3月42円
2021年4月45円
2021年5月43円
2021年6月49円
2021年7月55円
2021年8月56円
2021年9月57円
2021年10月77円
2021年11月103円
2021年12月110円
2022年集計102円
2022年1月109円
2022年2月96円
2022年3月91円
2022年4月117円
2022年5月113円
2022年6月102円
2022年7月94円
2022年8月91円
2022年9月101円
2022年10月105円
2022年11月105円
2022年12月98円
2023年集計68円
2023年1月81円
2023年2月88円
2023年3月64円
2023年4月56円
2023年5月63円
2023年6月62円
2023年7月58円
2023年8月67円
2023年9月66円
2023年10月73円
2023年11月71円
2023年12月63円
2024年集計64円
2024年1月64円

化学肥料(窒素肥料・尿素)1kgの最高値は2022年4月に117円、最安値は2020年6月に32円で最高値と最安値の価格差は85円ありました。最新調査月である2024年1月現在の輸入価格は64円です。コロナ禍前と比較した場合に167%輸入価格が上昇しました。

関連品目

価格上昇率ランキング