ブロッコリー1kg
2024年5月の平均価格978円
最高値1,008
最安値442
- 物価高騰📈ランキング
- 19全146項目調査中コロナ禍前からの上昇率153%
ブロッコリーは、地中海沿岸原産の野生種ケールを起源とするアブラナ科の野菜で生育適温は20℃前後で冷涼で乾燥した気候を好み、栽培期間は早生種で100日前後、極晩生種で200日間と品種に依り差があります。そのため、6〜8月に種子をまき、11月以降に収穫する夏まき秋冬どり栽培が主流です。一部の高冷地で春まき夏どり栽培、暖地では夏まき冬春どり栽培が行われています。
需要は一年中ありますが、ブロッコリーの夏どり産地は一部の高冷地に限定されるため入荷量が大幅に減少し、8月-10月は供給不足から例年価格が高騰しています。11月以降は主流の秋冬どり栽培の入荷により入荷量が著しく増加し、大幅に価格が下がります。
ブロッコリーは栄養価の高いことから健康ブームの影響もあり日本での消費は年々増加傾向にあり、2026年度からは日本の食生活に欠かせない野菜として指定野菜にも追加されることが決まっています。国内での自給率も年々上昇しており、2024年現在は約70%の自給率があり、逆に輸入は年々減少しています。主なブロッコリーの輸入先は中国、エクアドルなどです。
ブロッコリーの高騰・値上がり理由
- ブロッコリーは冷涼で乾燥した気候を好むため、暑さや湿気に弱く、2023年の夏季は地球温暖化によるゲリラ豪雨と猛暑の日々が続いた影響で腐ったり形が悪くなったりするブロッコリーが増加し、市場に出回るブロッコリーが減少したことで高騰した。
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ブロッコリーの国内自給率・輸入割合
ブロッコリーの国内自給率・輸入割合は、自給率が70%、輸入が30%で、自給率が圧倒的に上回っています。
ブロッコリーの国内生産量 (2021年)
1位 | 北海道 27,900t (16.3%) |
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2位 | 埼玉県 16,000t (9.3%) |
3位 | 愛知県 14,600t (8.5%) |
4位 | 香川県 13,400t (7.8%) |
5位 | 徳島県 11,600t (6.8%) |
6位 | 長野県 11,300t (6.6%) |
7位 | 長崎県 9,900t (5.8%) |
8位 | 熊本県 7,000t (4.1%) |
9位 | 鳥取県 6,730t (3.9%) |
10位 | 群馬県 6,270t (3.7%) |
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総生産量 | 17万1,600t |
日本のブロッコリー国別輸入量 (2021年)
1位 | 中国 33,143t (46.8%) |
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2位 | エクアドル 29,652t (41.8%) |
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総輸入量 | 70,869t |
ブロッコリー1kgの平均価格(相場)
2019年集計 | 641円 |
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2019年1月 | 613円 |
2019年2月 | 581円 |
2019年3月 | 493円 |
2019年4月 | 637円 |
2019年5月 | 606円 |
2019年6月 | 617円 |
2019年7月 | 620円 |
2019年8月 | 666円 |
2019年9月 | 823円 |
2019年10月 | 776円 |
2019年11月 | 689円 |
2019年12月 | 565円 |
2020年集計 | 631円 |
2020年1月 | 502円 |
2020年2月 | 465円 |
2020年3月 | 528円 |
2020年4月 | 747円 |
2020年5月 | 644円 |
2020年6月 | 651円 |
2020年7月 | 667円 |
2020年8月 | 707円 |
2020年9月 | 799円 |
2020年10月 | 770円 |
2020年11月 | 615円 |
2020年12月 | 475円 |
2021年集計 | 597円 |
2021年1月 | 636円 |
2021年2月 | 506円 |
2021年3月 | 442円 |
2021年4月 | 524円 |
2021年5月 | 535円 |
2021年6月 | 647円 |
2021年7月 | 615円 |
2021年8月 | 690円 |
2021年9月 | 783円 |
2021年10月 | 674円 |
2021年11月 | 594円 |
2021年12月 | 512円 |
2022年集計 | 624円 |
2022年1月 | 560円 |
2022年2月 | 551円 |
2022年3月 | 495円 |
2022年4月 | 572円 |
2022年5月 | 587円 |
2022年6月 | 606円 |
2022年7月 | 604円 |
2022年8月 | 691円 |
2022年9月 | 892円 |
2022年10月 | 794円 |
2022年11月 | 635円 |
2022年12月 | 504円 |
2023年集計 | 685円 |
2023年1月 | 605円 |
2023年2月 | 589円 |
2023年3月 | 530円 |
2023年4月 | 694円 |
2023年5月 | 635円 |
2023年6月 | 671円 |
2023年7月 | 654円 |
2023年8月 | 696円 |
2023年9月 | 1,008円 |
2023年10月 | 975円 |
2023年11月 | 601円 |
2023年12月 | 563円 |
2024年集計 | 685円 |
2024年1月 | 548円 |
2024年2月 | 527円 |
2024年3月 | 580円 |
2024年4月 | 793円 |
2024年5月 | 978円 |
ブロッコリー1kgの最高値は2023年9月に1,008円、最安値は2021年3月に442円で最高値と最安値の価格差は566円ありました。最新調査月である2024年5月現在の平均価格は978円です。コロナ禍前と比較した場合に153%平均価格が上昇しました。
出典
- ・小売物価統計調査 1409 ブロッコリー - 1kg
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003421913 - ・中国産野菜の生産と消費および輸出の動向(第11回:ブロッコリー)
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/kaigaijoho/2303_kaigaijoho1.html