無頭エビ100g
2024年1月の平均価格346円

最高値358
最安値307

物価高騰📈ランキング
112全145項目調査中コロナ禍前からの上昇率110%
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エビは90%以上が輸入で、多く流通してる種類は、バナメイエビとブラックタイガーです。エビ養殖は1938年に日本でクルマエビの完全養殖に成功し、その後、その技術が1970年代に台湾に渡りブラックタイガーの養殖法を確立。さらにフィリピン、ベトナムをはじめ東南アジア諸国に伝わりました。

ただし、エビの養殖は治療法が確立されていないウイルスによる疾病が多く報告されているため、日本国内での養殖はほとんど行われてきませんでした。また、東南アジア諸国での養殖が盛んになっていくに連れ、マングローブを切り開いて大きな池をつくる環境破壊を起こす原因にもなり、ウィルスが出ないように飼料に抗生物質も投与して養殖されたことから、養殖エビの多くはリスクのある可能性がある頭をとって無頭の状態で販売されることが多くなりました。

バナメイエビは、メキシコからペルーにかけての太平洋東岸に分布し、日本ではインド、インドネシア、ベトナムなどで養殖されたものを多く輸入しています。世界最大の養殖国は中国ですが、養殖されたバナメイエビはすべて自国内で消費され、それでも消費が足りず、中国は東南アジア諸国からもバナメイエビを大量輸入しています。また、欧米人も高たんぱく・低糖質・低脂質・低カロリーであることからバナメイエビを大量輸入するようになりました。

ブラックタイガーは、インド太平洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布し、1970年代に台湾に渡りブラックタイガーの養殖法が確立されましたが、甲殻類に感染するウイルスが原因で、台湾のブラックタイガー養殖は1988年に崩壊しました。養殖法は東南アジア諸国にも伝わっていましたが、ウイルスによる被害が毎年のように出て、2004年にベトナム全土で壊滅的な打撃を与えました。そのため2004年頃から、ブラックタイガーよりもウイルス感染に強く、繫殖力もあり育成しやすい、より安価であることからエビ養殖はブラックタイガー養殖からバナメイエビ養殖へとシフトいきました。

エビ(海老)の高騰・値上がり理由

  • 国内のエビの水揚げ量は年々減少しており、国産のエビは高騰が続いている。国内でのエビの不漁のはっきりとした理由は不明であるが地球温暖化による海水温の上昇、加えて2017年8月下旬から続いている黒潮の分流の侵入によって海水温が上昇する黒潮の大蛇行の影響とされる。
  • エビの年間消費量のうち国内での水揚げ量は5%未満で、90%以上は輸入頼りで、円安が進むほどに、輸入価格が上昇した。
  • 高たんぱく・低糖質・低脂質・低カロリーであることからエビを食べる国が増加し、欧米と中国では経済成長に伴いエビの消費量が急拡大しエビが爆買いされ、消費量が世界的に増加したことでエビの価格が高騰した。

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エビ(海老)の国内自給率・輸入割合
自給率 4%
輸入 96%

エビ(海老)の国内自給率・輸入割合は、自給率が4%、輸入が96%で、輸入が圧倒的に多く、輸入頼りになっています。

エビ(海老)の国内水揚量 (2021年)
1位佐賀県 2,307t (18.3%)
2位兵庫県 1,221t (9.7%)
3位北海道 1,165t (9.2%)
4位愛知県 882t (7%)
5位石川県 782t (6.2%)
6位富山県 645t (5.1%)
7位愛媛県 586t (4.6%)
8位福井県 465t (3.7%)
9位静岡県 424t (3.4%)
10位広島県 391t (3.1%)
...
総水揚量12,626t
無頭エビ100gの平均価格(相場)
2019年集計315円
2019年1月319円
2019年2月318円
2019年3月319円
2019年4月315円
2019年5月316円
2019年6月313円
2019年7月311円
2019年8月311円
2019年9月315円
2019年10月313円
2019年11月315円
2019年12月320円
2020年集計312円
2020年1月318円
2020年2月314円
2020年3月311円
2020年4月308円
2020年5月313円
2020年6月311円
2020年7月311円
2020年8月313円
2020年9月317円
2020年10月313円
2020年11月308円
2020年12月312円
2021年集計310円
2021年1月314円
2021年2月308円
2021年3月309円
2021年4月307円
2021年5月311円
2021年6月311円
2021年7月309円
2021年8月309円
2021年9月310円
2021年10月310円
2021年11月312円
2021年12月315円
2022年集計324円
2022年1月312円
2022年2月317円
2022年3月315円
2022年4月319円
2022年5月317円
2022年6月322円
2022年7月322円
2022年8月325円
2022年9月327円
2022年10月330円
2022年11月338円
2022年12月349円
2023年集計342円
2023年1月358円
2023年2月346円
2023年3月343円
2023年4月344円
2023年5月343円
2023年6月339円
2023年7月337円
2023年8月337円
2023年9月341円
2023年10月337円
2023年11月333円
2023年12月347円
2024年集計346円
2024年1月346円

無頭エビ100gの最高値は2023年1月に358円、最安値は2021年4月に307円で最高値と最安値の価格差は51円ありました。最新調査月である2024年1月現在の平均価格は346円です。コロナ禍前と比較した場合に110%平均価格が上昇しました。

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出典

価格上昇率ランキング