ワカメ100g
2024年5月の平均価格280円
最高値280
最安値242
- 物価高騰📈ランキング
- 96全146項目調査中コロナ禍前からの上昇率113%
ワカメ(若芽)は、東アジアの沿岸浅海域に自然分布する海藻類で天然と養殖がありますが、現在の市場に出回るワカメはほぼ養殖ワカメです。
日本での養殖ワカメは、1953年(昭和28年)に宮城県女川湾で研究を開始し、1957年(昭和32年)に養殖技術を完成させ、その後、三陸地方から日本全国へと広がり、日本のワカメ生産量は宮城県、岩手県の2県で国内の約70%を占め、国産ワカメの95%以上は養殖ワカメです。
ワカメの国内自給率は安価な中国や韓国の輸入養殖ワカメに押され、ピーク時の3分の1ほどまでに年々減産が続いています。そのため現在のワカメの国内自給率は15%前後になっています。残りの約85%が安価な輸入養殖ワカメに頼っています。
ワカメの高騰・値上がり理由
- ワカメ消費量の約85%は輸入で、その大部分を中国からの輸入に頼っていたが、中国国内でのワカメ消費量が年々増加しており、輸入ワカメの需給逼迫から輸入ワカメの市場価格が高騰し続けている。
- 地球温暖化による海水温の上昇がワカメ養殖に必要なワカメ種苗の生産に影響を与えた。ワカメ種苗は高温に弱いため、近年の夏季の高気温条件化では生長不良や枯死が発生し、良質な種苗の生産が困難となってきている。また、海水温の上昇はワカメ種苗のみならず、ワカメの生長そのものにも影響を与えており、ワカメの生長水温は6℃~15℃が良好とされ、近年の地球温暖化によって海水温が下がらず養殖ワカメが生長不良となって高騰している。
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ワカメの国内自給率・輸入割合
ワカメの国内自給率・輸入割合は、自給率が15%、輸入が85%で、輸入が圧倒的に多く、輸入頼りになっています。
ワカメの国内水揚量 (2021年)
1位 | 宮城県 19,024t (43.3%) |
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2位 | 岩手県 13,442t (30.6%) |
3位 | 徳島県 4,112t (9.4%) |
4位 | 兵庫県 2,724t (6.2%) |
5位 | 長崎県 893t (2%) |
... | |
総水揚量 | 43,972t |
ワカメ100gの平均価格(相場)
2019年集計 | 247円 |
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2019年1月 | 242円 |
2019年2月 | 242円 |
2019年3月 | 242円 |
2019年4月 | 243円 |
2019年5月 | 244円 |
2019年6月 | 245円 |
2019年7月 | 248円 |
2019年8月 | 250円 |
2019年9月 | 250円 |
2019年10月 | 252円 |
2019年11月 | 252円 |
2019年12月 | 255円 |
2020年集計 | 251円 |
2020年1月 | 253円 |
2020年2月 | 253円 |
2020年3月 | 252円 |
2020年4月 | 253円 |
2020年5月 | 251円 |
2020年6月 | 251円 |
2020年7月 | 250円 |
2020年8月 | 250円 |
2020年9月 | 251円 |
2020年10月 | 249円 |
2020年11月 | 249円 |
2020年12月 | 250円 |
2021年集計 | 247円 |
2021年1月 | 248円 |
2021年2月 | 247円 |
2021年3月 | 246円 |
2021年4月 | 246円 |
2021年5月 | 245円 |
2021年6月 | 244円 |
2021年7月 | 246円 |
2021年8月 | 246円 |
2021年9月 | 247円 |
2021年10月 | 248円 |
2021年11月 | 248円 |
2021年12月 | 248円 |
2022年集計 | 254円 |
2022年1月 | 249円 |
2022年2月 | 248円 |
2022年3月 | 248円 |
2022年4月 | 252円 |
2022年5月 | 255円 |
2022年6月 | 255円 |
2022年7月 | 257円 |
2022年8月 | 256円 |
2022年9月 | 257円 |
2022年10月 | 258円 |
2022年11月 | 257円 |
2022年12月 | 261円 |
2023年集計 | 269円 |
2023年1月 | 260円 |
2023年2月 | 261円 |
2023年3月 | 262円 |
2023年4月 | 265円 |
2023年5月 | 267円 |
2023年6月 | 266円 |
2023年7月 | 269円 |
2023年8月 | 272円 |
2023年9月 | 274円 |
2023年10月 | 278円 |
2023年11月 | 277円 |
2023年12月 | 279円 |
2024年集計 | 279円 |
2024年1月 | 279円 |
2024年2月 | 278円 |
2024年3月 | 278円 |
2024年4月 | 279円 |
2024年5月 | 280円 |
ワカメ100gの最高値は2024年5月に280円、最安値は2019年1月に242円で最高値と最安値の価格差は38円ありました。コロナ禍前と比較した場合に113%平均価格が上昇しました。
出典
- ・小売物価統計調査 1462 わかめ - 生わかめ・湯通し塩蔵わかめ(天然ものを除く)・国産品・並・100g
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003421913 - ・海面漁業生産統計調査 / 確報 令和3年漁業・養殖業生産統計
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00500216&tstat=000001015174&cycle=7&year=20210&month=0&tclass1=000001015175&tclass2=000001201760 - ・わかめの国内自給率は安価な中国や韓国の輸入品に押され、今や15%前後にとどまっています。
https://seikatsuclub.coop/news/detail.html?NTC=1000000209