板コンニャク1kg
2024年5月の平均価格386円
最高値386
最安値365
- 物価高騰📈ランキング
- 139全146項目調査中コロナ禍前からの上昇率105%
コンニャク(蒟蒻)は、インドシナ半島が原産地のサトイモ科のコンニャク芋の地下茎を栽断し切り干して乾燥させたものを粉状にし、さらに食用アルコールで精製し、グルコマンナンという水溶性食物繊維を高濃度にしたものに、石灰などの水酸化カルシウムのアルカリ性物質を加えて凝固させた加工食品です。
黒板コンニャクと白板コンニャクがあるのは、昔ながらのコンニャクに似せるように海藻粉を入れているかどうかの違いで、海藻のアラメやカジメの粉末で色をつけており、西日本では黒板コンニャク、東日本では白板コンニャクが好まれています。また、コンニャクの中に黒い斑点が見られるものは、コンニャク芋の皮を含めて製造されています。
日本ではこれまでに多くのコンニャク製品の商品開発が進められてきて、板コンニャク以外にも玉コンニャク、刺身コンニャク、系コンニャク(白滝)、コンニャクゼリーなど多くのバリエーションがあります。
原料であるコンニャク芋の歴史ははっきりとわかっておらず、世界には約200種のコンニャク芋がありますが、日本で栽培されてきたコンニャク芋の品種には、水に触れるとゲル化するグルコマンナンという水溶性食物繊維が多く含まれており、原産地であるインドシナ半島のミャンマー、マレーシア、タイなどのコンニャク芋の品種にはグルコマンナンがほとんど含まれておらず、コンニャク芋を食用として栽培してきたのは中国南部の一部と日本だけのため、日本のコンニャク芋は中国南部から伝来したと考えられています。
国内のコンニャク芋の90%以上が群馬県産で、2位以下のシェアは小さいですが、栃木県、茨城県と北関東を中心に栽培が行われています。生産者の高齢化等で国内のコンニャク生産量は年々減少しており、かつては国内自給率100%でしたが、現在のコンニャク芋の国内自給率は約80%で、約20%を中国や自国では食べず輸出のために栽培している東南アジア諸国からの輸入に頼っています。
近年、コンニャクはグルテンフリー、ダイエット、健康食材として世界的に注目され認知度が向上してきたことで、英語で「konjac(コンジャック)」と呼ばれ、日本のコンニャク製品の輸出が急拡大しています。
コンニャクの高騰・値上がり理由
- グルテンフリー、ダイエット、健康食材として世界的にコンニャクの需要が拡大しており、高騰・値上がり傾向にある。
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コンニャクの国内自給率・輸入割合
コンニャクの国内自給率・輸入割合は、自給率が80%、輸入が20%で、自給率が圧倒的に上回っています。
コンニャク芋の国内生産量 (2018年)
1位 | 群馬県 52,100t (93.2%) |
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2位 | 栃木県 1,490t (2.7%) |
3位 | 茨城県 765t (1.4%) |
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総生産量 | 55,900t |
板コンニャク1kgの平均価格(相場)
2019年集計 | 369円 |
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2019年1月 | 369円 |
2019年2月 | 368円 |
2019年3月 | 368円 |
2019年4月 | 370円 |
2019年5月 | 369円 |
2019年6月 | 372円 |
2019年7月 | 370円 |
2019年8月 | 371円 |
2019年9月 | 370円 |
2019年10月 | 369円 |
2019年11月 | 368円 |
2019年12月 | 366円 |
2020年集計 | 369円 |
2020年1月 | 369円 |
2020年2月 | 371円 |
2020年3月 | 369円 |
2020年4月 | 369円 |
2020年5月 | 372円 |
2020年6月 | 373円 |
2020年7月 | 369円 |
2020年8月 | 369円 |
2020年9月 | 371円 |
2020年10月 | 366円 |
2020年11月 | 367円 |
2020年12月 | 365円 |
2021年集計 | 367円 |
2021年1月 | 366円 |
2021年2月 | 365円 |
2021年3月 | 368円 |
2021年4月 | 369円 |
2021年5月 | 369円 |
2021年6月 | 368円 |
2021年7月 | 367円 |
2021年8月 | 366円 |
2021年9月 | 367円 |
2021年10月 | 367円 |
2021年11月 | 367円 |
2021年12月 | 365円 |
2022年集計 | 370円 |
2022年1月 | 368円 |
2022年2月 | 367円 |
2022年3月 | 369円 |
2022年4月 | 370円 |
2022年5月 | 370円 |
2022年6月 | 368円 |
2022年7月 | 369円 |
2022年8月 | 368円 |
2022年9月 | 371円 |
2022年10月 | 370円 |
2022年11月 | 374円 |
2022年12月 | 373円 |
2023年集計 | 382円 |
2023年1月 | 377円 |
2023年2月 | 377円 |
2023年3月 | 379円 |
2023年4月 | 383円 |
2023年5月 | 385円 |
2023年6月 | 384円 |
2023年7月 | 386円 |
2023年8月 | 383円 |
2023年9月 | 384円 |
2023年10月 | 382円 |
2023年11月 | 383円 |
2023年12月 | 382円 |
2024年集計 | 383円 |
2024年1月 | 382円 |
2024年2月 | 382円 |
2024年3月 | 383円 |
2024年4月 | 383円 |
2024年5月 | 386円 |
板コンニャク1kgの最高値は2023年7月に386円、最安値は2020年12月に365円で最高値と最安値の価格差は21円ありました。最新調査月である2024年5月現在の平均価格は386円です。コロナ禍前と比較した場合に105%平均価格が上昇しました。
出典
- ・小売物価統計調査 1481 こんにゃく - 板こんにゃく・1kg
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003421913