緑茶(煎茶)100g
2024年5月の平均価格500円
最高値500
最安値475
- 物価高騰📈ランキング
- 143全146項目調査中コロナ禍前からの上昇率103%
お茶には緑茶、紅茶、烏龍茶、プーアル茶などさまざまな種類がありますが、いずれも同じ茶の木(ツバキ科の多年生植物)の生葉を摘み加工したものであり、生葉の発酵方法や度合いにより、緑茶、紅茶、烏龍茶、プーアル茶などそれぞれが永年にわたって親しまれてきた香味を出す異なるお茶となります。
緑茶は、さらに栽培方法や加工法によって、さまざまな種類に分類されます。
茶葉は日光を浴びると葉の中で光合成が起こります。光合成が行われると渋み成分のカテキンが増加し、逆に遮光して光合成を抑えると カテキンの増加を抑え旨み成分であるテアニンの含有比率が増えます。この光合成の働きを調整(抑制)する茶葉の栽培方法の違いが露天栽培と被覆栽培で、被覆栽培にはさらに遮光期間や遮光率による栽培方法の違いによる緑茶の種類があります。
緑茶の主な種類
煎茶
新芽が出てから摘み取りまでずっと日光を浴びせて育てる露天栽培で若葉を摘んで作る代表的な緑茶。渋味や苦味のもとになるカテキンを豊富に含むのが特徴。製造工程の蒸熱時の蒸し時間に応じて深蒸し茶、極蒸し茶と製品名が変わる。
番茶
煎茶と同じく露天栽培で煎茶の摘み残しの成長して硬くなった茶葉や茎などを原料として作る緑茶。日光に当たる時間が長かったために、他の緑茶に比べてカフェインの含有量が少ないのが特徴。
ほうじ茶
番茶などを強火で炒ることで、香ばしさを引き出した緑茶。熱を加えることでさらにカフェインが飛び少量となって、すっきりとした味わいが特徴。
玉露
早ければ新芽が出始めたら、もしくは茶摘の約3週間前から日光を遮って育てる被覆栽培の茶葉で作る緑茶。遮光率(日光を遮る度合い)は最初70%前後から始まり茶摘前には90%以上の遮光率なのが一般的。強いうま味と甘味を持つのが特徴で、高級茶の代名詞とされる。
かぶせ茶
茶摘前1週間から10日前後に日光を遮って育てる被覆栽培の茶葉で作る緑茶。遮光期間が玉露より短く遮光率は玉露より低く50%前後なのが一般的。被覆期間が玉露より短いので、煎茶の爽やかな香りを残しつつ、玉露のうま味を併せ持っているのが特徴。
緑茶の高騰・値上がり理由
動画で知る
データで見る
緑茶の国内自給率・輸入割合
緑茶の国内自給率・輸入割合は、自給率100%以上で、輸入には依存していません。
緑茶の国内生産量 (2021年)
1位 | 静岡県 13万4,700t (40.6%) |
---|---|
2位 | 鹿児島県 12万7,500t (38.4%) |
3位 | 三重県 25,700t (7.7%) |
4位 | 宮崎県 14,400t (4.3%) |
5位 | 京都府 11,600t (3.5%) |
... | |
総生産量 | 33万2,160t |
緑茶(煎茶)100gの平均価格(相場)
2019年集計 | 485円 |
---|---|
2019年1月 | 493円 |
2019年2月 | 491円 |
2019年3月 | 490円 |
2019年4月 | 487円 |
2019年5月 | 490円 |
2019年6月 | 486円 |
2019年7月 | 484円 |
2019年8月 | 482円 |
2019年9月 | 482円 |
2019年10月 | 481円 |
2019年11月 | 479円 |
2019年12月 | 478円 |
2020年集計 | 477円 |
2020年1月 | 478円 |
2020年2月 | 476円 |
2020年3月 | 475円 |
2020年4月 | 475円 |
2020年5月 | 477円 |
2020年6月 | 477円 |
2020年7月 | 476円 |
2020年8月 | 476円 |
2020年9月 | 481円 |
2020年10月 | 478円 |
2020年11月 | 477円 |
2020年12月 | 475円 |
2021年集計 | 481円 |
2021年1月 | 478円 |
2021年2月 | 479円 |
2021年3月 | 480円 |
2021年4月 | 481円 |
2021年5月 | 482円 |
2021年6月 | 482円 |
2021年7月 | 481円 |
2021年8月 | 481円 |
2021年9月 | 483円 |
2021年10月 | 483円 |
2021年11月 | 480円 |
2021年12月 | 477円 |
2022年集計 | 482円 |
2022年1月 | 480円 |
2022年2月 | 481円 |
2022年3月 | 479円 |
2022年4月 | 480円 |
2022年5月 | 483円 |
2022年6月 | 481円 |
2022年7月 | 482円 |
2022年8月 | 482円 |
2022年9月 | 480円 |
2022年10月 | 482円 |
2022年11月 | 485円 |
2022年12月 | 483円 |
2023年集計 | 490円 |
2023年1月 | 484円 |
2023年2月 | 483円 |
2023年3月 | 486円 |
2023年4月 | 489円 |
2023年5月 | 489円 |
2023年6月 | 491円 |
2023年7月 | 491円 |
2023年8月 | 494円 |
2023年9月 | 495円 |
2023年10月 | 494円 |
2023年11月 | 495円 |
2023年12月 | 492円 |
2024年集計 | 497円 |
2024年1月 | 496円 |
2024年2月 | 496円 |
2024年3月 | 498円 |
2024年4月 | 497円 |
2024年5月 | 500円 |
緑茶(煎茶)100gの最高値は2024年5月に500円、最安値は2020年3月に475円で最高値と最安値の価格差は25円ありました。コロナ禍前と比較した場合に103%平均価格が上昇しました。
関連品目
出典
- ・小売物価統計調査 1902 緑茶 - 煎茶(抹茶入りを含む)・100g
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003421913 - ・作物統計:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/